水子供養をしようと思っても、さまざまな事情から直接お寺に参って供養ができない方もたくさんいらっしゃいます。この記事では、そういった方々へ向けて自宅でできる水子供養の方法をご紹介します。
目次
水子供養はお寺でする方が良いの?
自宅で水子供養をする方法
インターネットで水子供養をお願いする方法
自分で水子供養をする方法
水子供養はお寺でする方が良いの?
はじめに結論をお伝えすると、水子供養は必ずしもお寺でする必要はありません。
※基本的に、神社では水子供養は行いませんのでご注意ください
実は、お寺に参って水子供養をしている人は少ない傾向にあります。
その主な理由は大きく分けて2つあるようです。
1つ目は、「人に知られたくない」という理由です。
赤ちゃんを亡くして気がふさぎ込んでいるときに周りの人に知られると、余計に気が滅入ったりしますものね。
2つ目は、「金銭的な問題」もあるようです。
お寺で水子供養をお願いをする際に包むお布施(供養料)は、一般的に数万円程度と言われています。急な出来事であればなおさら、一度に払うには額が大きいと感じるかも知れません。
以上のような理由から、今は自宅で水子供養ができる方法が増えてきています。
自宅で水子供養をする方法
それでは、直接お寺に行かずに水子供養をするには、どんな方法があるのでしょうか?
ここからは、自宅で水子供養ができる方法をご紹介していきます。
自宅で行える水子供養の方法としては、主に以下の2つの方法があります。
- インターネットで供養をお願いする
- 自分で供養をする
それぞれについて、次項で詳しくお伝えしていきます。
インターネットで水子供養をお願いする方法
インターネットが普及している現在、インターネットで水子供養を受け付けているお寺が増えてきています。
水子供養の内容としては、希望日に供養がしてもらえたり、年間を通して供養をしてもらえたりと、お寺によって様々な形態があるので、自分の希望に合ったお寺にお願いすると良いでしょう。
水子供養の当日は直接お寺に行く必要はありませんが、自宅で赤ちゃんの冥福をお祈りしてあげてください。
お寺での供養が行われた後、自宅にお札や肌身御守りなどの授与品が郵送にて届きます。
料金に関しては、具体的な金額が決まっているところがほとんどです。申し込みをするお寺や供養してもらう形態によっても変わってきますが、およそ1万円~3万円程度の場合が多く、直接お寺に行って供養してもらう場合とあまり変わりません。
インターネットを利用した水子供養は、自宅でもしっかりと供養したいという方にオススメです。
自分で水子供養をする方法
あまり知られていませんが、自分で水子供養をすることも可能です。
その際は、まず自宅に仏壇を用意します。
仏壇といっても大きくて立派なものである必要はなく、インターネットなどで赤ちゃん用の小さいサイズの位牌や仏壇がたくさんあるので、お好みのもので大丈夫です。
仏壇を置く場所は、部屋の南や東の直射日光が当たらない場所にしましょう。(宗派により異なります)
もし仏壇を配置するお部屋に神棚がある場合は、神棚と向かい合わせになる場所や神棚の上下に配置するのは避けてください。
水子供養のお供え物は、赤ちゃんのエコー写真や母子手帳などの思い出の品があれば、お供えすると良いでしょう。手元にそういった物がない場合でも、ミルクやおもちゃなど赤ちゃんが喜びそうな物で大丈夫です。
仏壇を置くことができない場合は、エコー写真や小さいサイズのお地蔵さんの置物など、気持ちの込められるものを仏壇の代わりとして置くと良いでしょう。
まとめ
様々な理由で直接お寺に行って水子供養ができない方が多いなか、インターネットの普及により誰にも知られることなく自宅で水子供養ができるようになりました。
水子供養をするにあたって一番大切なことは、赤ちゃんの幸せを祈り、いつまでも忘れないでいることです。
その気持ちがあれば形式にとらわれなくても大丈夫ですので、自分にとって無理のない方法で赤ちゃんを供養してあげてくださいね。